My Pocket

このサイトは、My Pocketのギャラリーです。
ごゆっくりご覧下さい。

Essay

星と石

『星と石』

石はいつも夜空の星を見つめています。

石は星を見つめていると

星が照らしてくれているような気分になるから、

楽しいのです。

いつもいつも石は、夜空の星を見つめています。

キリンとハードル

『キリンとハードル』

そこは、広いアフリカのフィールド。そこにハードルがありました。シマウマさんや、チーターさんや、カモシカさんが、ハードル飛びの練習をしています。キリンさんは、いつも見ていました。
『ボクも、この広いフィールドで飛んでみたいな。』って、いつも思っていました。しかし、キリンさんは、いつも、自分の姿を見るたびに、ため息をつき、『長〜い首。これで、ハードル飛びなんて、、、。』と、思いました。いつも、シマウマさんや、カモシカさんや、チーターさんの飛び越える姿を見るだけでした。
ある時、キリンさんは、シマウマさんに、「シマウマさん、いいね。ハードル飛ができて。ボクも飛んでみたいけで、この長〜い首が邪魔して、とてもとても出来ないよ。」と、笑って言うと、シマウマさんは、「ボクも最初は、飛べなかったんだよ。でも、走ったり、柔軟体操したりして、練習して、飛べるようになったんでよ。でも、時々、倒すけど。」と、笑いながら言いました。「本当にシマウマさん。」と、キリンさんが、声を大にして聞くと、シマウマさんは驚きながら、「本当だよ。最初からなんて、出来ないよ。キリンさんは、足が長いから、きっと飛べるよ。」と、言いました。
次の日から、キリンさんは、練習を始めました。やはり、どうしても、ハードルを飛び越えたいのです。それから、いつも、キリンさんは、走ったり柔軟体操したり、練習しました。時々、練習しながら思いました。「ボクが、ハードルを飛びこえられたなら、ボクは、ボクは、、、、」と、思うと、嬉しくなりました。
ある日、キリンさんが、いつものようにフィールドに行くと、シマウマさんが、言いました。「ちょっと試しに、飛んでみたら。」キリンさんは、喜びました。『ハードルが飛べる。』キリンさんは、すぐに、柔軟体操を始めました。そして、フィールドに。キリンさんは、初めてスタートラインに立ちました。心臓がバクン、バクンしてきました。顔から汗が、、、、、、。なかなか走り出しません。どうしたんだろう、シマウマさんがよって行くと、キリンさんは緊張で、体が硬くなっていました。シマウマさんは、キリンさんの緊張を捕ろうと、「飛び越えた時の姿をイメージして御覧よ。」と、言いました。イメージしてみると、自然と、緊張がとれて行きました。『シマウマさん、ありがとう。』と、思いながら、もう一度、スタートラインに立ちました。「ヨーイ、スタート」で、走りだしました。シマウマさんたちが、飛ぶように、足を思いっきり、上げました。『これで、』と、思った時、キリンさんの足が、ハードルに、、、。前に、転倒してしまいました。キリンさんは、首をヶガしてしまいました。フィールドから、キリンさんが、いなくなりました。
しばらくして、キリンさんの首は、治りましたが、フィールドには、行きませんでした。フィールドに行こうと思うと、ハートが痛くなるのです。いつも、いっていた、フィールドが、遠く感じました。ある時、散歩をしていると、シマウマさんと、会いました。シマウマさんが、「キリンさん、最近こないけど、まだ、体の方は、よくないの?」と、聞くと、「いや、この通り、良くなったよ。」と、キリンさんが、笑顔で答えました。「それじゃ、また、フィールドンおいでよ。」と、シマウマさんが言うと、「でも、ボク、あそこに行こうと思うと、ハートが、痛くなるんだ。」と、キリンさんは、悲しそうに言いました。「ああ、そうなんだ。そうだな。あの時、もう少し上を見ていたら、きっと飛べたんだよ。もう一度、試してみたら、どうかな?おいでよ、待っているよ。」と、言って、去って行きました。
キリンさんは、思いました。『上を見る。シマウマさん達は、前を見るのに、上を見る。空を、、、、。』キリンさんは、もう一度、ハードルを、飛んで見ようと思いました。青空を見ながら。

love

『love』

Love の L と O と V と E は、いつも一緒。ある時、一人歩きをしたくなった。Lは L として、O は O として、V は V として、E は E として。皆、東西南北に歩いていった。
L は、とことこ歩いていると、Likeと会った。スキ、スキ、スキ、スキ、歩いている。Longと、会った。長〜い、長〜い、と歩いている。Lは、思った。ボクって、何かな?
O は、ちょっと座っていると、Orange と会った。太陽のように元気に通り過ぎた。Organと会った。元気に歌を奏でながら通り過ぎた。Oは思った。私は、元気かなって?
Vは遠くを眺めていると、Venturerと会った。勇敢に見えた。Vocalistと会った。声がとてもきれいそうに見えた。V は思った。ボクって、どう見えるのかな?
Eは、ただ立っていると、Endと会った。もう終わりだ、もう終わりだ、と歩いていった。その後を、lessが、追い掛けるように、永遠よ、永遠よ、と歩いていった。E は、思った。私は、どうかなって?
Eは、もとの場所に行きたくなった。もとの場所に行くと、そこには、Lも Oも V もいた。L、O、V、私が、その横に行くと、 Love。
Loveは、いつも一緒です。これからも、ず〜と。

恋人達のクリスマス

『恋人達のクリスマス』

イルミネーションが彩る街。

クリスマスソングと共に奏でる雪の結晶。

天使が舞い降りて来て、いつもすれ違う二人にハートの矢を放った。

二人は出会い、見つめ合い、雪の結晶が音を奏でた。

『ハッピー、ハッピー、クリスマス』

天使達は聖なるクリスマスに恋人達に恋のプレゼントを贈るのでした。

『ハッピークリスマス!』

ミレナリオ

『ミレナリオ』

今日、PM8:30に東京駅に着いた。
どうにか間に合った。さて、どちらだろうと、人に聞きながら出口に行った。
階段を上がっていくとガラスウィンドウに明かりが見えた。
そっちの方に進んでいくと、中世を描いたような優雅なイルミネーションのゲートが視界を包んだ。クジャクの羽のような色とり。
入場規制されていたので、その横の通りを歩いた。するとビルとビルの隙間から東京駅が見えた。東京駅とミレナリオのオブジェがライトアップされていて、異国情緒を思わせるような、優雅さでちょっと立ち止まってしまった。
やっと、入口に入って正面から見ると3Dの世界を連想しそうな不思議な視界が広がった。(一瞬・・・)
歩いてゲートの中に入った。光のシャンデリア。長く見えるゲート。軽やかなメロディ。
ゆっくりと歩いていった。
途中、光が消え始めた。時は11時半。
今宵のシンデレラが消えた。
時が過ぎて、また現在。一時の幻想、神秘、余韻。
いい一時になった。

クリスマスツリー

『クリスマスツリー』

12月、街を歩いていると、ひときは大きなツリーが見えた。
ツリーのトップには星のイルミネーションが夜空に輝いていた。
足をちょっと早めて、大きなツリーの近くに行ってみた。
大通りでは、動物達のイルミネーションが人の目を和ませていた。
ツリーの下では大道芸人がトークやパホォーマンスを披露していた。
笑いが起きていた。
和やかな雰囲気に包まれて、大きな大きなツリーがひときは輝いて見えた。
夜空の星に続いて見える大きな大きなツリー。
子供達がツリーの周りにやってきた。
夜空の星のツリーに願いを込めて掛けていった。
輝く希望、友情、未来。
今宵も大きな大きなツリーが星に照らされて輝いている。

categories

illust
illust
work_gra
work_web
essay
link